みなさんの家庭では食事の配膳はどのようなスタイルですか?
大皿にどーんとおかずが盛られ、自分たちで小皿に取り分けるスタイル。
このスタイルで育ったのでこれがスタンダードなんだと思っていました。
ご飯に主菜、汁物とそれぞれを器に盛り、配膳することを重ね煮アカデミーではおすすめしています。
その理由のひとつとして、「自分がいただくものはこれだ」と認識するため。
こうすることで子どもも「どれを食べようかなぁ」「これ好きだからこれだけー」「食べたいものがない…」
そういったことがなくなりますよ。
また、それぞれに配膳することで、どれだけの量を食べたのか一目瞭然。
残したときに「あれ?今日は調子が悪いのかな?」と気づくこともできます。
配膳の方法はどうですか?
左にご飯、右に汁物。
お箸を右手で持つからご飯は左。
そう覚えてきましたが、この配膳方法に「左上位」という古来より日本人が
大事にしてきた思想が関係しているようです。
「左上位」とは大切なものは左に置くということ。
ご飯は私たちの命をささえる糧として大切なもの。
なので左に配膳するようになったようです。
体もそう。大事な心臓は左ですもんね。
この「左上位」の考えは日本人の生活の中で他にもみることができますよ。
例えば、着物。左襟が右襟の上になるように着ますね。
これ私なかなか覚えられなくて心臓を守るために先にかぶせると
勝手にそう覚えていたのですが、心臓は私たちにとって一番大切なもの。
「左上位」の考えと一致する!とひとり喜んだのでした。
毎日食べるご飯。
私たちの身体をつくる大事なご飯。
ありがたくいただきたいですね。